「暑(あつ)い国(くに)、優(やさ)しい心(こころ)、フィリピン」
サン デニス
今日(きょう)も寒(さむ)いですね。みなさん、冬(ふゆ)は好(す)きですか? 寒(さむ)いのは大丈夫(だいじょうぶ)ですか?出(で)かけるたびに厚手(あつで)のジャケットを着(き)て、ウールのマフラーや手袋(てぶくろ)をつけるのは面倒臭(めんどうくさ)いですね。冷(つめ)たい風(かぜ)が顔(かお)に当(あ)たるのは嫌(いや)ですね。手足(てあし)が冷(ひ)えて困(こま)ります。時々(ときどき)、冬(ふゆ)が嫌(きら)いになりますね。
我慢(がまん)できずに、日本(にほん)の厳(きび)しい冬(ふゆ)から逃(に)げ出(だ)したいときは、みなさんを私(わたし)の国(くに)にお迎(むか)えしたいと思(おも)います。 こんにちは。 私(わたし)はデニスと申(もう)します。フィリピンから参(まい)りました。
フィリピンの季節(きせつ)は一つ(ひとつ)だけです。 一年中夏(いちねんじゅうなつ)です。暑(あつ)いか、すごく暑(あつ)いかの、どちらかです。 フィリピン人(じん)はいつもTシャツ、ショートパンツ、サンダルといった夏服(なつふく)を着(き)ています。シンプルで軽(かる)くて楽(らく)ですよ。
でもフィリピン人(じん)はあまり太陽(たいよう)が好き(すき)ではありません。 私(わたし)たちはできるだけ日焼(ひや)けをしたくないからです。毎日(まいにち)太陽(たいよう)にさらされているため、直射日光(ちょくしゃにっこう)を避(さ)けようとしています。そのため、傘(かさ)、扇風機(せんぷうき)、本(ほん)、新聞(しんぶん)、ダンボールなど、あらゆるものを使(つか)って体(からだ)を覆(おお)ったり煽(あお)ったりします。
夏(なつ)は2つに分(わ)けられます。乾(かわ)いた時期(じき)と湿(しめ)った時期(じき)です。 乾(かわ)いた時期(じき)は、かなり暑(あつ)くなります。 特(とく)に夜(よる)はエアコンがないと寝(ね)つきが悪(わる)いです。湿(しめ)った時期(じき)にスーパー台風(たいふう)が来(く)るとさらに酷(ひど)くて、多(おお)くの町(まち)が浸水(しんすい)して破壊(はかい)される可能性(かのうせい)があります。
フィリピンには7,000以上(いじょう)の島(しま)があります。世界有数(せかいゆうすう)の美(うつく)しいビーチがあります。今(いま)まで誰(だれ)にも発見(はっけん)されず、発見(はっけん)されるのを待(ま)っているビーチや楽園(らくえん)がまだたくさんあります。 また、全国(ぜんこく)で 150 以上(いじょう)の言語(げんご)が話(はな)されています。 フィリピン人(じん)は、英語(えいご)、タガログ語(ご)、および地方(ちほう)の言語(げんご)の少(すく)なくとも 3 (み)つの言語(げんご)を話(はな)します。 フィリピンに来(く)れば英語(えいご)で簡単(かんたん)にコミュニケーションが取(と)れます。 スペイン語(ご)と中国語(ご)を話(はな)すコミュニティーもあります。
私(わたし)の父(ちち)は中国(ちゅうごく)系(けい)なので、私(わたし)の苗字(みょうじ)はSUNです。 そして母(はは)はスペイン系(けい)なので、ミドルネームは VILLANUEVA です。名前(なまえ)はデニス、アメリカ人(じん)の名前(なまえ)です。 一般的(いっぱんてき)なフィリピン人(じん)は、フィリピン以外(いがい)の血(ち)が入(はい)っています。純粋(じゅんすい)なフィリピン人(じん)はもうほとんどいません。
フィリピンで最(もっと)も人気(にんき)のあるスポーツはバスケットボールとボクシングです。 フィリピンを旅(たび)すると、必(かなら)ずどこかにバスケットボールコートがあります。 ところで、皆(みな)さんマニー・パッキャオはご存知(ぞんじ)ですか。彼(かれ)は、フィリピン出身(しゅっしん)の世界的(せかいてき)に有名(ゆうめい)なボクサーです。 彼(かれ)が世界(せかい)のどこかで試合(しあい)をするときは、いつもフィリピンでは、誰(だれ)もが彼(かれ)の試合(しあい)を見(み)るために、街(まち)中(じゅう)の全(すべ)ての動(うご)きが止(と)まります。それは、フィリピン人(じん)がボクシングのヒーローをどれほど尊敬(そんけい)し愛(あい)しいているかを示(しめ)しています。
フィリピンの重要(じゅうよう)な文化(ぶんか)のひとつはカラオケです。 どの家庭(かてい)にもカラオケマシンが設置(せっち)されているのはごく普通(ふつう)のことです。 フィリピン人(じん)は家(いえ)でもどこでもパーティーをするのが大好(だいす)きで、みんな歌(うた)うことが大好(だいす)きです。
フィリピン人(じん)が大好(だいす)きなもう 1 つのアクティビティーはショッピングです。 何(なに)も買(か)わなくても、フィリピン人(じん)はエアコン完備(かんび)のショッピング モールで過(す)ごすのが大好(だいす)きです。実際(じっさい)に、 世界(せかい)最大(さいだい)のショッピング モールが3つもフィリピンにあります。
フィリピンの良(よ)いところは物価(ぶっか)が安(やす)いことです。遊(あそ)びに行(い)けば、新(あたら)しい服(ふく)が安(やす)く買(か)えるので、何枚(なんまい)も持(も)っていく必要(ひつよう)はありません。 ヘアカット、スパ トリートメント、マッサージを受(う)けて、自分(じぶん)を甘(あま)やかすことができます。 新鮮(しんせん)な果物(くだもの)や野菜(やさい)やシーフードもとても安(やす)いです。 フィリピン料理(りょうり)は、中華料理(ちゅうかりょうり)、スペイン料理(りょうり)、マレー料理(りょうり)、インド料理(りょうり)が混(ま)ざり合(あ)ってとても美味(おい)しいです。
多(おお)くのフィリピン人(じん)は年中暑(ねんじゅうあつ)いフィリピンから逃(のが)れるため、冬(ふゆ)に日本(にほん)を訪(おとず)れ、雪(ゆき)まつり、スキー、スノーボードで寒(さむ)さと雪(ゆき)を体験(たいけん)し、自分(じぶん)の雪(ゆき)だるまを作(つく)ることを楽(たの)しみにしています。そして、有名(ゆうめい)な温泉(おんせん)に浸(つか)ってリラックスしたいと思(おも)っています。
その一方(いっぽう)で、逆(ぎゃく)に、日本(にほん)の厳(きび)しい寒(さむ)さから逃(のが)れるため、冬(ふゆ)にフィリピンを訪(おとず)れる日本人(にほんじん)もたくさんいます。日本(にほん)とフィリピンとの時差(じさ)は1時間(じかん)だけで、東京(とうきょう)~マニラ間(かん)は飛行機(ひこうき)で約(やく)5時間(じかん)です。
最後(さいご)になりますが、寒(さむ)い冬(ふゆ)をあたたかくしてくれるのは、フィリピンの太陽(たいよう)、ビーチ、島々(しまじま)、海(うみ)だけではなく、実際(じっさい)にはフィリピン人(じん)のホスピタリティーの素晴(すば)らしさだと思(おも)います。世界中(せかいじゅう)で知(し)られているフィリピン人(じん)の親(した)しみやすさ、陽気(ようき)な笑顔(えがお)、そして優(やさ)しい心(こころ)が、最(もっと)も寒(さむ)い季節(きせつ)を間違(まちが)いなく快適(かいてき)にしてくれるはずです。
みなさん、フィリピンでの楽(たの)しい旅(たび)を想像(そうぞう)してみてください。そして、ぜひ一度(いちど)フィリピンに来(き)てみてください!
ありがとうございました。